トーテムアニマル®オラクルカード

あなたを守護するスピリットからのメッセージ

トーテムアニマルの意味

テーマ……冒険、旅立ち、気高き自由

あなたは予想外の冒険・探索に乗り出そうとしています。ひとたびその冒険が始まったら、素早い行動力が必要になるでしょう。
肉体的・感情的にあなたを束縛するものから解放されるべき時です。あなたにとって自由を失ったまま生きていくことは不可能です。そしてあなたは、自分で思っている以上に強い存在だということを思い出して下さい。
この試練を乗り越えられるように、スタミナと強靱さをしっかりと所有して下さい。
現在の状況は、ものごとを打開してゆく強いエネルギーと同時に、繊細さ、思いやり、忍耐のバランスが必要です。
家族、友人、コミュニティとのチームワークが重要な意味を持ちます。
旅行に行く時、初めての土地へ行く不安がある時には、馬のトーテムを呼んでサポートを頼んで下さい。また、長い移動による疲れを癒す力も持っています。

 


 

リーディング・メモ

馬は神様が乗っていたり、理想の王子様が乗っていたりする、家畜の中でもちょっと特別な、セレブな香りただよう貴族的なイメージのある動物です。
また、馬のしっぽの毛を身につけると願い事が叶うと言われており、多くの文化圏で馬蹄(蹄鉄)が魔除けや幸運のお守りになっています。

北欧神話の最高神オーディンも8本脚の戦馬スレイプニルに乗っています。また、釈迦の出家を促した愛馬カンタカ、高千穂の伝承に出てくる神武天皇の愛馬龍石など、神話や伝説にも多く登場し、古代から人々は馬が持つ神に通じる性質を感じ取ってきたことがわかります。
「古事記」にはオオクニヌシも馬に乗っていたと書かれており、「因幡の白兎」の逸話でオオクニヌシがウサギに与える「がまの油」は馬の油だという説があるそうです。確かに馬油は皮膚や筋肉の炎症を抑える働きがあり、現在でもスキンケア・肩こり・やけど・捻挫に効くと言われていますから、馬油で白兎を治療したというのも説得力のある話です。
神様へのお供え物として、日本でも馬は非常に重要なものでした。しかし、生きた馬を奉納するのは大変です。そこで生きた馬の代わりに土で作った馬を奉納するようになり、のちには板に馬の絵を描いて奉納するようになりました。これが絵馬の起源です。絵馬の上部が屋根型になっているのは厩舎をかたどっているためです。

馬は農耕、運搬、騎乗などさまざまな用途に用いられてきました。なかでも白馬は神様の乗り物=神馬(しんめ)と見なされていました。現在でも、厩舎があり馬を飼っている神社があります。
お盆には、きゅうりに脚をつけて馬の形にしたものを供えます。ご先祖様の魂が、この馬に乗って帰ってくると信じられているからです。(ちなみに、ご先祖様たちは、早く帰ってきてほしいので来る時には馬で来て、名残を惜しみながらゆっくり帰っていってほしいので帰り道は牛に乗って行きます。)ここでもやはり馬が魂という、生きた人間以外のものを乗せるという役割を持っています。

尚、トーテムアニマルが白馬の場合には、少し特別な下記の意味が加わります。
 (1)あなたはネガティブなエネルギーや、不快なサイキックアタックから強力に保護されています。
 (2)瞑想、ビジョンクエスト、シャーマニックなイメージの世界の探索などを通して、スピリチュアル界からのメッセージを探求するよう導かれています。
(ビジョンクエストとは、ネイティブアメリカンの儀式で、主に自然の中に身をおいて自分の内面を見つめ、インスピレーションやビジョンを受け取ることをいいます。)

白馬に限らず何色でも、トーテムアニマルの馬を持つ人は生まれながらのリーダーです。崇高なビジョンを持ち、周囲の信頼を集める存在感を持っています。
スピリチュアルな探求やビジョンクエストなどの、アストラル・トラベルもよくサポートしてくれるトーテムアニマルですが、実際の旅行における守護や、初めての場所へ行く時の不安をほぐすといったこともお願いできるでしょう。旅や移動の多い人の力強い守護となります。
もしあなたのトーテムアニマルに馬がいたら、あなたは個人の自由が何よりも重要だと感じているはずです。他の人々から束縛されたり、閉塞的な環境に縛られそうになるのを察知すると、すばやく自由を奪うものから離れようとするでしょう。