トーテムアニマル®オラクルカード

あなたを守護するスピリットからのメッセージ

イヌ

トーテムアニマルの意味

テーマ……信頼

たとえどんなことが人生に起こっていようとも、強い信頼をしっかりと築き上げて下さい。
ネガティブなことや、あなたを失望させるようなことが起きたときでも、意志を強く持って自分らしさを失わないで下さい。あなたを助けてくれるのは、他でもない、「あなたらしさ」なのです。
他者に対する誠実さを持つためには、まずあなたが自分自身に対して誠実であることが肝心です。
あなたは、定めたゴールに対して誠実でしょうか? それを見つめる時に来ています。
他の人に提供しようとしているものごとに対し、あなたがどんな感覚を持っているかに注意を払って下さい。
愛する大切な人々に、あなたの愛と誠実さを見せて下さい。
他人の陰口やゴシップを避けたい時は、犬のトーテムアニマルを呼んでネガティブな感情の浄化を助けてもらって下さい。

 


 

リーディング・メモ

犬は非常に種類が多いので、上記のメッセージはごく一般的な、犬全般に共通するものです。
人間の忠実なパートナーである犬は、誠実さや信頼、忠誠心を象徴するトーテムアニマルです。
犬は最も古い時代から、人と共に暮らしてきた動物です。現在オックスフォード大学で犬と人間の関係の起源を研究する大がかりなプロジェクトが進行しています。科学者たちによると1万5千年前ごろには(別な説では3万年以上前)人に飼いならされていた証拠があるとされています。そして1万4千年前までには、人は死んだ犬を埋葬し、時には人間と一緒に埋葬していました。犬が人間にとって特別な存在になっていたことを示しています。

聖書の「トビト記」には、トビトとトビアスが飼っていた犬のことがでてきており、この犬は天国に行っているとされています。
現在見られる多様な犬の種類は、そのほとんどが19世紀に品種改良によって生み出されたものです。
犬は大昔から現在に至るまで、狩猟や放牧、運搬、番犬、犯罪捜査、人命救助、介助、セラピー、そしてガンの発見に至るまで、さまざまなシーンで人間の生活をサポートしてくれています。
また、ペットとして大切な家族の一員ともなる動物です。

古来、人間の感じることのできない超自然的な存在によく感応する神秘的な動物とされ、ギリシャ神話のケルベロス(冥界の番犬)、犬の頭を持つエジプトのアヌビス神などのように、死や冥界と結びつけられることもありました。
アヌビスが冥界の番犬であるように、犬は侵入者から大切な財産や家族の身を守ってくれるガーディアンでした。野生の動物が持つ猛々しさと、人間との間に築き上げた信頼とのバランスが、犬を人間の生活を守る守護者たらしめているのです。

日本では安産と子供を守るシンボルでした。
妊娠5ヶ月目の戌(いぬ)の日に腹帯を巻いてお祝いする風習があります。これは、犬が安産であるということから、それにあやかっての習慣です。犬をかたどった張り子や押し絵などをお守りにし、出産の無事を祈ったのでした。

昔話にも、犬はたいてい善良な人間の良き伴侶として登場します。「桃太郎」や「花咲か爺さん」などがそうです。
また、神様の使者として登場することもあります。「日本書紀」には、ヤマトタケルノミコトが信濃の国で道に迷って困っていたところ、白い犬があらわれ、その後についていったところ無事に美濃の国まで帰り着くことができた、というくだりが出てきます。犬には邪霊や魔物を討ち祓う力があると信じられていたようです。

中国や、アメリカイリノイ州にも「迷い犬が家にやってくるのは、吉兆のしるし」という言い伝えがあるそうです。

犬のトーテムアニマルを持つ多くの人が、チャリティや慈善事業、寄付などをすすんでおこないます。
会社や組織の中においては、組織のメンバーにも顧客に対しても、誠実に仕事を提供しようとする姿勢を崩さないでしょう。
犬のトーテムを持つ人は、誠実で、かつ、サービス精神も旺盛です。